『六条御息所 源氏がたり 二、華の章』  林真理子著

六条御息所 源氏がたり 二、華の章』  林真理子


いやあ、びっくりしたな。
光源氏って、ただの色ボケのまんま一生を終えてゆく(笑)んだとばかり
思ってたけど、実はそうではなかったのね。


須磨流しに遭ってからは、俄然、朝廷内の権力闘争にも
果敢にチャレンジしてゆくのね。
そんで、渡り廊下から偲べるよういくつもの囲い部屋をつなげた
一大御殿まで建てて、合理的な愛人生活もエンジョイしちゃうのね。
これで雨の日も大丈夫って、ちょっとちょっとぉ〜!


しかも、評判のべっぴんさんを屋敷に入れて、
それに群がってくるあの手この手の男君たちの恋文を吟味する
変な趣味まで増えとるがな。


平安時代なのに(笑)、
結構なエンターテイメントで楽しませてくれます。
次の巻が、はやくも楽しみ。


六条御息所 源氏がたり 二、華の章

六条御息所 源氏がたり 二、華の章