『六条御息所 源氏がたり 二、華の章』 林真理子著
『六条御息所 源氏がたり 二、華の章』 林真理子著
いやあ、びっくりしたな。
光源氏って、ただの色ボケのまんま一生を終えてゆく(笑)んだとばかり
思ってたけど、実はそうではなかったのね。
須磨流しに遭ってからは、俄然、朝廷内の権力闘争にも
果敢にチャレンジしてゆくのね。
そんで、渡り廊下から偲べるよういくつもの囲い部屋をつなげた
一大御殿まで建てて、合理的な愛人生活もエンジョイしちゃうのね。
これで雨の日も大丈夫って、ちょっとちょっとぉ〜!
しかも、評判のべっぴんさんを屋敷に入れて、
それに群がってくるあの手この手の男君たちの恋文を吟味する
変な趣味まで増えとるがな。
平安時代なのに(笑)、
結構なエンターテイメントで楽しませてくれます。
次の巻が、はやくも楽しみ。
- 作者: 林真理子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 単行本
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