2008-01-01から1年間の記事一覧

『スティーブ・ジョブズの流儀』 リーアンダー ケイニー著, 三木俊哉

『スティーブ・ジョブズの流儀』 リーアンダー ケイニー著, 三木俊哉翻訳

『ニュー・リッチの王国』臼井宥文著

「グアンタナモ、僕達が見た真実」 マイケル・ウィンターボトム監督

「グアンタナモ、僕達が見た真実」 マイケル・ウィンターボトム監督 2006年英 グアンタナモよりもアブグレイブのほうが ニュースなどでの報道で記憶に残っていたのだが。 人間にエゴがある限り、こういう惨状はなくならないのだろう。 でも、そんなエゴがあ…

『異国の客』池澤夏樹著

『異国の客』池澤夏樹著 なつかしい、もう20年も前になるのか。 「スティル・ライフ」を読んで以来だから。フランスに居を構えての、フランス記。 永井荷風の昔から、こういうのに弱い私。

「イントゥ・ザ・ワイルド」 ショーン・ペン監督 2008年

「イントゥ・ザ・ワイルド」 ショーン・ペン監督 2008年 大好きなショーン・ペン監督というんで、いそいそと映画館へ。 うんうん、誰だってこれくらい潔癖に、正直に、純粋に生きたいよ。 本来ならとてもシンプルな生き方であるはずなのに、 現代ではこんな…

『べっぴんぢごく』 岩井志麻子著

『べっぴんぢごく』 岩井志麻子著 子々孫々と続く女の業の調べ。 んなアホな、という展開もないではないが、 そうであってほしい、そうであるにちがいない...という、 ある種の女たちの溜飲をこの作家は一身で下げまわっているような気がした、 頼んでもいな…

『無銭優雅』山田詠美著

『無銭優雅』山田詠美著 えっとぉ〜、アラフォーの恋愛事情ってどんなんなんすか? ふ〜ん、小説(作品)に昇華させると、 案外、フツーな恋愛模様にしかなんないすね。対談やインタビューで披露されるこの人の恋愛論、恋愛感には いつも感嘆させられるだけに…

「対決−巨匠たちの日本美術」東京国立博物館平成館

「対決−巨匠たちの日本美術」東京国立博物館平成館

『傀儡』 坂東 眞砂子著

『傀儡』 坂東 眞砂子著

「転々 てんてん」 三木聡監督 2007年

「転々 てんてん」三木聡監督 2007年 ドラマ「時効警察」でおもしろかったから映画でもやってみますか... って感じで撮りましたよ〜という映画。小泉今日子がなかなかよかった。 三浦友和はかくれたる大根役者なのか。 オダジョーはいつでもオダジョーで。

「愛の果てへの旅」パオロ・ソレンティーノ監督 2004年

「愛の果てへの旅」パオロ・ソレンティーノ監督 2004年 現代イタリア映画というふれこみで食指が動く。トニ・セルヴィッロっていう主役のオジサンが、 すごくとは言わないが、まあほどなくいい味出してやってますよ〜 というのがひしひしと伝わってきます。…

「カリートの道」ブライアン・デ・パルマ監督 1993年

「カリートの道」ブライアン・デ・パルマ監督 1993年 なんとなく見始めたのに、どんどん引き込まれてしまった。 アル・バチーノでギャング系ならそれなりにおもろいでしょう、との 予想をはるかに超えて、ガサツなところなく細部まで繊細な作りに十分堪能。 …

「ノーカントリー」コーエン兄弟監督 20

「ノーカントリー」ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督 2007年 会社が創立記念日で半ドンだもんで、日比谷まで見に行く。 すべてにおいて、淡々、粛々とストーリーが展開していくのですね。登場人物二人の、追いかける衝動と逃げ続ける衝動だけが、 …

「天使の卵-エンジェルス・エッグ」冨樫森監督 2006年

「天使の卵-エンジェルス・エッグ」冨樫森監督 2006年 市原隼人の瑞々しいこと。 沢尻エリカ、上半身と下半身のアンバランスさに妙な色気がある。 ま、結局、特にどうってことない映画でしたが。

文子もの「舞妓物語」安田公義 監督 1954年

「舞妓物語」安田公義 監督 1954年 浪花千栄子がとってもいい。 「祇園の姉妹」でもグっときたが、 置屋の女将さんという役、ある種の女優にとっては かなりやりがいのある役柄のような気がする。っていうか、私が女優だったら一回はやってみたい。 いや、女…

「王朝の恋 ―描かれた伊勢物語―」展

「王朝の恋 ―描かれた伊勢物語―」展 出光美術館 一連のストーリーを、まるで刀を振り回したようにズバズバッと 切り裂いていったような構図のとり方が小気味よい! 始終レイアウトに悩む生業の私には、爽快です!しかし、人生を、旅と恋愛だけに費やすなんて…

『ルポ貧困大国アメリカ』堤 未果著 岩波新書

『ルポ貧困大国アメリカ』堤 未果著 岩波新書 「いのち」にかかわるところを民営化するということは、 こういうことなのか!と絶句。 医療、教育、平和(とはつまり戦争!)などの分野を さっさと民営化システムに明け渡し、 利益追及・利益競争・利益至上主義…

『悪女の老後論』 堀江珠喜著 平凡社新書

『悪女の老後論』 堀江珠喜著 平凡社新書 ああ、あのオスカー・ワイルドとか三島由紀夫の比較文学の人、ということで読んでみる。 賛否両論あるだろうが、一人っ子女子の本音爆裂で、 わたしのような、物事の正当性などどうでもよい向きには、 いたく共感・共…

初春

今年もたっぷり成長したい。