『誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ』 林 真理子、

『誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ』 林 真理子、 山本 淳子著

録りだめしたビデオ録画を整理していたら、
ちょっと前にNHKでやっていた源氏物語の番組が残っていた。
京都宇治市の「源氏物語ミュージアム」で開かれたシンポジウムで、
林真理子の論に、なるほどと思う。


源氏物語を読み解こうとするに、現代社会と置き換えてみることほど
あさはかなことはない、と一刀両断。
遠い平安の時代で、しかも宮中が舞台の、全きフィクションの世界を
現代のモラルでそうそう理解することはできないのだから、と。


源氏物語、漫画でも読破したことがない私。
俄然、興味が沸いてきて、さっそく、このご本を手に取る。


案の定、言われてみれば、そうだね!、とか、
へぇ〜っ、変だね、それ!ってなことが実に明解で、
そうだったのか、源氏物語!という、
かなり時期のズレた源氏ブームが私にもようやっと
来ちゃった感じ?


大丈夫、こんな私にもしっかりとDNAに、
やまとごころが刻まれていたわけで、
この暮れの年の瀬、新年を迎えるにあたって、
いかにも喜ばしいことではないか。笑

誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ (小学館101新書)

誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ (小学館101新書)