『吉原十二月』 松井今朝子著

『吉原十二月』 松井今朝子

スキスキ大スキ花魁話。


なんだけど、ストーリーの面白さよりも、この作家さんの作品は、
江戸言葉の口調やリズムがめっぽう心地よい。


話がおもしろいのか、語りがおもしろいのか、
ニワトリが先かタマゴが先かみたいな話で申し訳ないが、
たぶん、話がおもしろいからリズムよく読み進めているんだと
勝手に思っていたが、しばらくたって感想を書きつけようとしてびっくり。


ええ〜っ!ストーリーがぜんっぜん、思い出せない!


いやあ、話よりも、語りのリズムが私にはドンピシャだったってことで、すごい発見をしたような気がするが、ある意味、ショック。


そういえば、私、音楽は、メロディーは記憶できても、
歌詞がまったく覚えられない子でした。笑


吉原十二月

吉原十二月