宮尾登美子ザンマイ!
『櫂』 宮尾登美子
『春燈』 宮尾登美子
『朱夏』 宮尾登美子
やわやわとした和文脈にからめとられて、
ココ最近はずぅ〜っと宮尾文学三昧。
文体もそうだが、この人の紡ぐ自伝的ストーリーも、同じように、
なんともしぶといはがゆさをたたえていて、
それが通奏低音のようにズキンズキンと響いてくる。
逃れたい逃れられない....、
踏ん張ってこらえきってようやっと....とかばっかりで、
決してスカっとしないところが、なんか快感、
むしろ、ここまでくればあっぱれという意味で、
いっそ爽快?
あれ、こうゆうのをドMっていうのかしら?
夫婦ってもんはタイヘンなんだなぁという、
とっぽい感想は、この際、黙っとこうか。
漱石がバッハなら宮尾登美子はショパンあたりだろうか。
そろそろ、カクシャクとした、ますらおチックなものが聴きたくなってきた。
文体マニアなので、どーも。
- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/10/30
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1991/03/27
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/11/30
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (9件) を見る